地域連携室より
2021.09.27
嚥下内視鏡検査始まりました!
2021年8月から、当院で受けられる検査に「嚥下(えんげ)内視鏡検査」が加わりましたので、ご紹介します!
『嚥下ってなに???』
そもそも嚥下とは、飲み込んだ物を口から胃へと送り込む運動の事を言います。病気や加齢による筋力の低下などが原因で嚥下を上手く出来なくなることを嚥下障害と言い、誤嚥性肺炎や食事量の低下による低栄養を引き起こす恐れがあります。
『どんな検査なの?』
ごく細い内視鏡を鼻から挿入し、嚥下の状態を評価します。患者さんには内視鏡を挿入した状態で、普段摂取しているお茶やゼリー、ご飯などを飲み込んでもらいます。その時の声帯の動きや、唾液や食物の残留状態をモニターを通して直接観察することで嚥下の機能を評価します。
『嚥下内視鏡検査の特徴』
嚥下造影検査と違って造影剤を用いる必要がなく、普段摂取している食べ物や飲み物で検査が出来るので、患者さんの体力的な負担を抑えることが出来ます。検査の所要時間は15分程度です。
『検査後の評価について』
検査当日、録画した画像を確認しながら、嚥下機能の問題点などを評価し、
●食事をする時の適切な姿勢
●食事の形態
●摂取方法
など、その方に合わせた提案・指導を行います。
検査は予約制となっておりますので、最近よくむせたり、飲み込みに関して心配のある方はお気軽にご相談ください!