地域連携室より
2021.10.21
研修医 楢原医師 のご紹介です♪♪
こんにちは、地域連携室です。
10月18日から当院に、水島協同病院の 楢原龍之介 医師が研修に来られております。当院では地域医療の学びのため来ていただいており、今回はそんな楢原医師から自己紹介をしていただきたいと思います(*^^*)
初めまして、水島協同病院初期研修医の楢原隆之介と申します。玉島協同病院では10月18日から11月中旬までの1ヶ月間の研修でお世話になります。
さて、私は岡山県赤磐市(旧・吉井町)の出身です。ある程度以上のお年の方には「柵原の鉱山があった辺り」と言った方が分かり易いかもしれません。高瀬舟の水運と鉱山の恵みで栄えた街も今は昔、「電車もねェ、バスもねェ」と吉幾三の歌に倣うのは言い過ぎかもしれませんが、見渡してもあるのは田畑と山ばかりの過疎地に生まれ育ちました。研修初日に事務長さんの車に乗せて頂いて玉島案内をして頂いた時、海と山に囲まれた街並みを見て、路地の細さに勝手に親近感を覚えておりました。
私は将来地元岡山県の医療のお手伝いが出来ればと医師を志し、岡山県地域枠(簡単に言えば奨学金返済の代わりに田舎でお礼奉公する制度です)医師として岡山の中山間地で地域医療に従事したいと思っています。私自身にも故郷があるのと同様、患者さん一人ひとりに住み慣れた家と家族がいて、帰っていくべき地域があります。しかし病院で研修医として働いていると、どうしても病院の外に対する意識が薄くなって、生活と医療の間に隙間が空いているように感じていました。慣れ親しんだ家での生活と病院の中での療養生活、その二つを結ぶ橋渡しを玉島で勉強させて頂きたいと思っております。1ヶ月という短い間ですが、何卒よろしくお願いします。